アルコール依存症 共依存 妻

アルコール依存症の夫に対して、共依存にならない妻の役割

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アルコール依存症とは、薬物依存の一種です。
麻薬や覚醒剤、コカインなどが依存性のある物質であることは、よく知られていますが、アルコールはあまり周知されていません。
アルコール依存症になると、耐性、飲酒行動の異常性、アルコール離脱症状などの特徴が現れます。
耐性とは、気持ちよく酔うためのアルコール量が徐々に増えることを言います。
初めは日本酒1合で酔っていたのが、しばらくすると3合でも酔った感じがしなくなることです。
耐性が進むと、少しでアルコールを切り上げることができなくなり、必ず飲み過ぎて問題行動を起こしてしまいます。
これを飲酒行動の異常性と言います。
アルコールの適当な量をコントロールする能力を喪失してしまった状態です。
この点が、正常なアルコール飲酒者と、アルコール依存症の患者との判別の大きなポイントです。
一旦コントロールを失ってしまうと、正常な状態には戻れません。
少量でも飲酒すると、必ず問題行動を起こしてしまうので、正常な状態を保つには断酒するしかありません。
最後の離脱症状は、体内のアルコールが減少すると起こる症状です。
これは手や全身の震え、不眠、発汗、幻聴、焦燥感などの初期離脱症状と、幻視、興奮、見当識障害、脱抑制などの後期離脱症状の2種類に分かれます。
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アルコール依存症では、先に挙げたパターンに陥り、アルコールを辞めることができなくなります。
この点が非常に怖い点で、当事者が正常な判断をできないために、他者のサポートが必要になります。
一般的には、精神科での診療や、自助グループでの仲間との関わり、そして家族のフォローアップが重要とされています。
特に家族のサポートが極めて重要です。
例えば、アルコール依存症の夫を抱えた家族の場合には、その妻の関わりが大切です。
先に挙げた、飲酒行動の異常性が現れると、社会的に様々な問題が出てきます。
それを妻が「私が何とかしなければいけない」と、その責任を肩代わりしてしまうと逆効果です。
夫がアルコールに依存し、妻が肩代わりをする脅迫観念が芽生え、共依存の関係になる可能性があるからです。
共依存は、他者が代わりに責任を被って解決するため、当事者自身が解決する隙を与えません。
かえって依存を助長する結果になります。
つまり、依存症をケアする人間の献身的な行動が、アルコール依存に甘えを持たせることなります。
共依存を解決するには、当事者同士(先の例で言うと主に妻)が共依存であることに気づくこと、その原因になっている性格や関係性を認知・修正すること、冷静に状況を整理することが必要です。
アルコール依存は、薬物依存の一種です。
その解決は、治療および断酒しか方法がありません。
その環境・家族関係を見つめる必要があります。
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